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狂気

夜、私用があって池袋へ。
一時間ほどで用事を済ませ、帰り道の話。

「池袋ってすごい人だねぇ。辟易とするでしょ」
と言っている友達同士だと思われる中年の男性ふたりが私の前に立ちふさがっていた。

心の中で
「おいおい、辟易って意味わかってんのかぁ。こんなにイライラしている私が背後にいるってのに」
と思っていた。

その人達の前にはキャーキャー言いながらゆらゆら移動する若者数人。

その時、ある小説の一部を思い出した。

王国全土を崩壊させようとした力のある魔法使いが、全国民が飲む井戸に魔法の薬を入れた。
次の朝、王族を除きみんながおかしくなった。
心配した王様は安全を図って福祉を守るために指示したが、警察官も警部のその毒入りの水を
飲んでいたために王様の決定を愚かだと従わなかった。
王国の臣民さえも、王様がおかしくなってばかげた命令を下していると確信した。
絶望した王様は王位から退くつもりでいたが、女王が彼を引きとめ
「さあ、みんなと同じ共同井戸の水を飲むのよ。そうすれば、みんなと同じようになるはずだから」
と言った。
王族もその毒入りの水を飲み、すぐに不条理なことを口にし始めた。
彼らの臣民は王様がすごい知恵を見せている、このまま国を統治させようではないか!と思った。
その国は近隣諸国よりもおかしな行動を取っていたけど、それから平和な日々を送り続けた。
そしてその王様はその最期まで国を支配することができたという。

                            「ベロニカは死ぬことにした」パウロ・コエーリョ


よーし、こうなったら私はこの場で奇声を発しながら走り去ろう!と一瞬思ったが出来なかった。

仕方ないので、私の前に立ちふさがっていた中年男性に「すいません、通っていいですか?」
と言って通してもらった。

聞こえていたのかどうかはわからないが、そのふたりはそのまま話を続けながら少しからだを傾け私は通ることができた。

なんか・・・、不愉快。

私も今夜この街にいる、私の目にはおかしいと映る人達と同じ井戸から水を飲んだらこうは思わないのだろう。

ねぇ、その井戸はどこにあるの?
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2008年09月23日 | Comments(0) | Trackback(0) | 日記
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